EXHIBITIONS

特集展示

4つの革命

―オーブリー・ビアズリーからサルバドール・ダリまで

2020.09.12 - 10.18

オーブリー・ビアズリー


オスカー・ワイルド作『サロメ』のためのオーブリー・ビアズリー挿絵集より


《クライマックス》 1894(1906刊) うらわ美術館蔵

オーブリー・ビアズリー オスカー・ワイルド作


『サロメ』のためのオーブリー・ビアズリー挿絵集より


《孔雀の裳裾》 1894(1906刊) うらわ美術館蔵


フェルナン・レジェ 『サーカス』より《軽業師たち》 1950刊

マリー・ローランサン 扇を持つ若い女 1913

 19世紀後半から20世紀にかけて、ヨーロッパ美術の世界では、それ以前の「美術」の概念を根底から覆すような革命的な表現が相次いで登場した。新しい表現はやがて人々の視覚と精神に決定的な変化をもたらし、現代美術への流れをつくっていった。

 本展では、19世紀末イギリスの鬼才とも称される作家、オーブリー・ビアズリーの耽美主義から、20世紀初頭に生まれたキュビスム、その後のダダやシュルレアリスム、そして20世紀前半に世界中からパリに集まったエコール・ド・パリの芸術まで、近代ヨーロッパ美術における4つの革命を紹介する。

 あわせて、グラフィックデザイナー佐藤晃一のポスター作品と創作版画の世界を


同館コレクションから紹介する。

 主な出展作家は、オーブリー・ビアズリー、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、フェルナン・レジェ、マリー・ローランサン、谷中安規、前川千帆、佐藤晃一など。