EXHIBITIONS
Drawings
崔在銀、川俣正、磯崎新、フランシス真悟、篠田太郎
MISA SHIN GALLERYがギャラリーアーティストによるグループ展「Drawings」を開催。崔在銀(チェ・ジェウン)、川俣正、磯崎新、フランシス真悟、篠田太郎の5名が参加する。
生命や時間をテーマに作品を制作してきたソウル出身の崔在銀は、本展で新作《No Borders Exist in Nature》を発表。時間と露光によって淵が焼けた古い図鑑の1ページに、黒鉛で描いた詩のドローイングには、崔の活動の根底にある自然についての思索と共生、そして人間中心主義を反省する言葉が細密に綴られている。
また崔の構想による、朝鮮半島を南北に隔てる非武装地帯・DMZの豊かな生態系を守り、自然と人との共生を探るプロジェクト「Dreaming of Earth project」に賛同した川俣正による作品《Big Nest》のドローイングとマケットを展示。《Big Nest》はDMZ内の崖に置かれる大きな鳥の巣であり、鳥だけでなくほかの動物や人間も休むことができる安全な場所、そして人の往来における中継地で人が集うコミュニティでもある。
建築のみならず演劇、音楽、評論、思想など分野を横断して活動する磯崎新。本展では、建築家にとって思考のプロセスにおける最初の産物であるドローイングから、磯崎が1997年に初めて旅をした中国・桂林の岩山を船の上から描いた、マンハッタンの高層ビル群を想起させる水彩画などを展示する。
フランシス真悟は、ロサンゼルスと横浜をベースに活動するアーティスト。コロナ禍において都市間の移動が出来なくなったフランシスは、ロサンゼルスのスタジオで1日1点のドローイングを描く新シリーズ「Daily Drawing」の制作を始めた。本展では、世界的なコロナ禍の状況に対するフランシスの応答を、ドローイングという身体的な行為で表現した同シリーズを初公開する。
篠田太郎は、主に彫刻、ビデオやインスタレーションの作家として知られ、キャリアの最初期から水彩のドローイングを制作し続けてきた。本展では、コロナ禍での自粛期間中に制作された瑞々しい色彩と繊細なラインによるドローイングを通して、不確実な未来への応答として様々な問いを投げかける。
生命や時間をテーマに作品を制作してきたソウル出身の崔在銀は、本展で新作《No Borders Exist in Nature》を発表。時間と露光によって淵が焼けた古い図鑑の1ページに、黒鉛で描いた詩のドローイングには、崔の活動の根底にある自然についての思索と共生、そして人間中心主義を反省する言葉が細密に綴られている。
また崔の構想による、朝鮮半島を南北に隔てる非武装地帯・DMZの豊かな生態系を守り、自然と人との共生を探るプロジェクト「Dreaming of Earth project」に賛同した川俣正による作品《Big Nest》のドローイングとマケットを展示。《Big Nest》はDMZ内の崖に置かれる大きな鳥の巣であり、鳥だけでなくほかの動物や人間も休むことができる安全な場所、そして人の往来における中継地で人が集うコミュニティでもある。
建築のみならず演劇、音楽、評論、思想など分野を横断して活動する磯崎新。本展では、建築家にとって思考のプロセスにおける最初の産物であるドローイングから、磯崎が1997年に初めて旅をした中国・桂林の岩山を船の上から描いた、マンハッタンの高層ビル群を想起させる水彩画などを展示する。
フランシス真悟は、ロサンゼルスと横浜をベースに活動するアーティスト。コロナ禍において都市間の移動が出来なくなったフランシスは、ロサンゼルスのスタジオで1日1点のドローイングを描く新シリーズ「Daily Drawing」の制作を始めた。本展では、世界的なコロナ禍の状況に対するフランシスの応答を、ドローイングという身体的な行為で表現した同シリーズを初公開する。
篠田太郎は、主に彫刻、ビデオやインスタレーションの作家として知られ、キャリアの最初期から水彩のドローイングを制作し続けてきた。本展では、コロナ禍での自粛期間中に制作された瑞々しい色彩と繊細なラインによるドローイングを通して、不確実な未来への応答として様々な問いを投げかける。