EXHIBITIONS

後藤克芳 ニューヨークだより

“一瞬一瞬をアートする”

2020.10.03 - 11.23

後藤克芳 Duco CEMENT 1980 米沢市上杉博物館蔵 通期展示

後藤克芳 青の静物 1959 米沢市上杉博物館蔵 通期展示

後藤克芳 COLORADO 1977〜79 米沢市上杉博物館蔵 通期展示

後藤克芳 MAIL BOX 1977 米沢市上杉博物館蔵 通期展示

後藤克芳 LOVE LOCK 1989 米沢市上杉博物館蔵 通期展示

後藤克芳 E 1991 個人蔵 通期展示

後藤克芳 NYC 1993 米沢市上杉博物館蔵 展示期間=10月27日〜11月23日

後藤克芳 SUMMER 1994 1994 米沢市上杉博物館蔵 展示期間=10月3日〜10月25日

後藤克芳 WINDOW 1997 米沢市上杉博物館蔵 展示期間=10月27日〜11月23日

 ニューヨークを舞台に、大胆かつ繊細な作品を発表した作家・後藤克芳の東京初となる回顧展が開催される。

 後藤克芳(1936〜2000)は、ニューヨークを舞台に、現代美術の新しい流れとなったポップ・アートに取り組み、活躍した作家。自然豊かな山形県米沢市に生まれ育った後藤は、武蔵野美術学校西洋画科卒業後に渡米して永住権を獲得し、終生制作に励んだ。またニューヨークの文化や暮らしを伝える「ニューヨークだより」を、山形新聞などで連載していた。

 後藤は主に木を用い、スーパーリアリズムの手法で完成度の高い半立体作品を制作。ポップでキッチュな作風とは裏腹に、非常に几帳面な仕上がりの作品は、見る者を引きつける。

 本展では、後藤の作品を数多く所蔵する米沢市上杉博物館の全面協力により、作家の没後、遺族によって郷里へもたらされた作品群を一堂に展示。「日常がアートになる」と、身近な題材を「アート」に昇華させた後藤の作品を紹介する(一部展示替えあり)。