EXHIBITIONS
鹿島茂コレクション
フランス絵本の世界
フランス文学者の鹿島茂が所蔵する膨大な数の西洋古書、版画より、これまで秘蔵されてきたフランスの絵本コレクションを初公開する。
19世紀半ばのフランスにおいて子どものための本が発展。立役者である編集者のエッツェルが作家や画家の才能を発掘し、ジュール・ヴェルヌの『驚異の旅』シリーズやギュスターヴ・ドレの『ペロー童話集』などの児童書の傑作を世に送り出した。
エッツェルはまた、スタールの名で自らも執筆。お気に入りの画家、ロレンツ・フルリックに多くの挿絵を描かせた。
本展では、フルリックが愛らしい子どもたちの姿を描いた「リリちゃん」シリーズをはじめ、1930年代に生まれ、今日まで愛され続ける「ぞうのババール」シリーズ、ロシア出身のナタリー・パランが手がけた「ペール・カストール文庫」の造形的な遊び絵本への展開を紹介。愛らしく感じられる絵本の数々を展示し、フランス絵本の黄金時代を辿る。
19世紀半ばのフランスにおいて子どものための本が発展。立役者である編集者のエッツェルが作家や画家の才能を発掘し、ジュール・ヴェルヌの『驚異の旅』シリーズやギュスターヴ・ドレの『ペロー童話集』などの児童書の傑作を世に送り出した。
エッツェルはまた、スタールの名で自らも執筆。お気に入りの画家、ロレンツ・フルリックに多くの挿絵を描かせた。
本展では、フルリックが愛らしい子どもたちの姿を描いた「リリちゃん」シリーズをはじめ、1930年代に生まれ、今日まで愛され続ける「ぞうのババール」シリーズ、ロシア出身のナタリー・パランが手がけた「ペール・カストール文庫」の造形的な遊び絵本への展開を紹介。愛らしく感じられる絵本の数々を展示し、フランス絵本の黄金時代を辿る。