EXHIBITIONS
滝沢広「The Scene(Berlin)」
写真表現における実体と実像、素材とイメージの境界線をとらえ直すアーティスト・滝沢広の個展「The Scene(Berlin)」が開催されている。
滝沢は1983年埼玉県生まれ。目白大学人間社会学部心理カウンセリング学科卒業。日常的な素材や人間不在の光景から、ものの気配を引き出す写真作品で知られる。『コンクリート・イズ・オン・マイ・マインド』(2014)や『Mass』(2015)ほか、特殊な印刷技術を用いた手製本を出版。テートモダンの『エフェクトツイン』(ロンドン、2015)で行われたプリンティングの実演をはじめ、展覧会のみならず国内外のイベントに多数参加。主な展覧会に、「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」(埼玉県立近代美術館、2020)、「VOCA展2019 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2019)などがある。
本展では、「The Scene(Berlin)」シリーズの最新作を発表。ベルリンの地下鉄の鏡に映った像に焦点を合わせて撮影された写真と、同じ鏡の表面をハンドスキャナーでスキャンして得た像の組み合わせで構成される写真作品となる。
また、滝沢が以前よりモチーフとしてきたコンクリートを素材に使い、コピー用紙に定着した像とコンクリートの模様の像の関係性を提示した「Mood of the Statue 塑像の気配」シリーズも展示される。
滝沢は1983年埼玉県生まれ。目白大学人間社会学部心理カウンセリング学科卒業。日常的な素材や人間不在の光景から、ものの気配を引き出す写真作品で知られる。『コンクリート・イズ・オン・マイ・マインド』(2014)や『Mass』(2015)ほか、特殊な印刷技術を用いた手製本を出版。テートモダンの『エフェクトツイン』(ロンドン、2015)で行われたプリンティングの実演をはじめ、展覧会のみならず国内外のイベントに多数参加。主な展覧会に、「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」(埼玉県立近代美術館、2020)、「VOCA展2019 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2019)などがある。
本展では、「The Scene(Berlin)」シリーズの最新作を発表。ベルリンの地下鉄の鏡に映った像に焦点を合わせて撮影された写真と、同じ鏡の表面をハンドスキャナーでスキャンして得た像の組み合わせで構成される写真作品となる。
また、滝沢が以前よりモチーフとしてきたコンクリートを素材に使い、コピー用紙に定着した像とコンクリートの模様の像の関係性を提示した「Mood of the Statue 塑像の気配」シリーズも展示される。