EXHIBITIONS

荻野令子展「漆-炎と水-」

2020.12.07 - 12.26

荻野令子 オリエンタル・リリー

荻野令子 りんご 蓋物

 漆と螺鈿(らでん)の技法で、生命力あふれる花々や野菜の作品を制作するアーティスト・荻野令子の個展「漆-炎と水-」がギャラリー上田で開催される。

 荻野は東京都生まれ。1987年に東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻を修了。以降、国内外の多数の展覧会で作品を発表している。作品の主な収蔵先に、草月美術館、サントリー美術館、国際交流基金などがある。
 
 本展では、クリスマスの贈り物としてや、年末年始の席にもふさわしいオブジェ、蓋物、ジュエリーなどを展示・販売。荻野の手による、軽くて丈夫な漆の作品は「飾る」だけではなく、生活のなかで「使う」こともできる。

 作家は本展に寄せて、「私のなかの『炎』と『水』という相反する世界。それと伝統的な漆・螺鈿技法とが交わった、生命力に満ちた作品をお楽しみください」と言葉を寄せている。