EXHIBITIONS

静岡市美術館開館10周年記念 中日新聞東海本社40周年記念

ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展

2020.12.19 - 2021.03.31

アメンヘテプ・フイのピラミディオン ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

ホルの外棺 ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

ホルの外棺 ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

パネシィの外棺 ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

パネシィの外棺 ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

パディコンスの『死者の書』 ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

ツタンカーメン王の倚像 ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

ハレレムのミイラ ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

猫の像 ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

イクニューモン ライデン国立古代博物館 Image ©︎ Rijksmuseum van Oudheden(Leiden, the Netherlands)

「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が静岡市美術館に巡回する。

 オランダ最古の大学都市ライデンの中心部にあるライデン国立古代博物館は、世界でもっとも古い国立博物館のひとつ。オランダ王国の初代国王ウィレム1世によって1818年に設立され、200年以上の歴史を誇る。17世紀前半にライデン大学が所蔵していた遺物を基盤としたエジプト・コレクションは現在約2万5千点にのぼり、ヨーロッパにおける5大コレクションのひとつに数えられる。

 本展では質・量ともに優れたライデン国立古代博物館の古代エジプト・コレクションより、人や動物のミイラや棺、石碑、貴重なパピルスなど約250点を厳選して展示。約10点の棺を立てて立体的に見せるなど、3000年にわたって繁栄した古代エジプトの世界を展観する。

 また同館の長年の調査研究で明らかになった古代エジプト人の生活や社会、死生観なども紹介。本展に出品されるミイラをCTスキャンし、その成果をデジタル画像処理した映像で世界初公開するなど、最新の科学技術を用いて、当時の人々の医学的な知識やミイラづくりの過程、さらに色やかたちに込められた美意識にも迫る。