EXHIBITIONS
聴く― 共鳴する世界
アーツ前橋では、聴く行為を通して世界とかかわる実践を紹介する展覧会「聴く― 共鳴する世界」を開催している。
聴くことは世界の認識と関わる創造的な行為のひとつ。近年、私たちの聴覚に意識を向け、それまで気づかなかった出来事を再認識させる作品が注目されている。こうした関心の背景には、音だけでなく周辺環境を知覚するサウンドスケープや、言語や非言語によるコミュニケーションにおいて、聴く態度に関心を向ける芸術や研究の動向がある。
この動きは表現手法や研究対象を拡張し、これまで周縁的な存在だった対象に目を向ける人類学や歴史学、あるいは権利要求やケアなど政治や福祉の領域とも結びつくと考えられている。
聴くことは、まったく異なる出来事を同時に知覚することを可能にする。それは、個人/共同体の記憶を固有のものではなく複数の経験に開き、私たちが多くの生き物と互いに依存し合う存在であることを認識させる。
本展では、アーティストたちが、インタビューやフィールド・レコーディングなどの手法を通して、日々の会話、都市の騒音、過去の記憶、他者のアイデンティティに関与した作品を展示。スマートフォンとヘッドホンなどを使って、複数の声が響き合う世界の声に耳を傾け、聴くことを通して、人々や自然とのつながりを感じられる場となる。
出品作家は、アンジェリカ・メシティ、野村誠、恩田晃、小森はるか+瀬尾夏美、 ワン・ホンカイ、スン・テウ。また、アーツ前橋の地域アートプロジェクトに参加し、スン・テウが日本で制作した音の作品を、市内の数ヶ所に設置。
本展に関連した上映プログラム(会場:前橋シネマハウス)には、奥村雄樹、小森はるか+瀬尾夏美、想田和弘、坂上香が参加している。
聴くことは世界の認識と関わる創造的な行為のひとつ。近年、私たちの聴覚に意識を向け、それまで気づかなかった出来事を再認識させる作品が注目されている。こうした関心の背景には、音だけでなく周辺環境を知覚するサウンドスケープや、言語や非言語によるコミュニケーションにおいて、聴く態度に関心を向ける芸術や研究の動向がある。
この動きは表現手法や研究対象を拡張し、これまで周縁的な存在だった対象に目を向ける人類学や歴史学、あるいは権利要求やケアなど政治や福祉の領域とも結びつくと考えられている。
聴くことは、まったく異なる出来事を同時に知覚することを可能にする。それは、個人/共同体の記憶を固有のものではなく複数の経験に開き、私たちが多くの生き物と互いに依存し合う存在であることを認識させる。
本展では、アーティストたちが、インタビューやフィールド・レコーディングなどの手法を通して、日々の会話、都市の騒音、過去の記憶、他者のアイデンティティに関与した作品を展示。スマートフォンとヘッドホンなどを使って、複数の声が響き合う世界の声に耳を傾け、聴くことを通して、人々や自然とのつながりを感じられる場となる。
出品作家は、アンジェリカ・メシティ、野村誠、恩田晃、小森はるか+瀬尾夏美、 ワン・ホンカイ、スン・テウ。また、アーツ前橋の地域アートプロジェクトに参加し、スン・テウが日本で制作した音の作品を、市内の数ヶ所に設置。
本展に関連した上映プログラム(会場:前橋シネマハウス)には、奥村雄樹、小森はるか+瀬尾夏美、想田和弘、坂上香が参加している。