アートとめぐる はるの旅

　名古屋市美術館が特別展「アートとめぐる はるの旅」を開催中。本展は、知らない土地を旅する気分でアートを楽しんでもらえるよう、「旅」をテーマに同館のコレクションから選りすぐりの作品を展示している。

　主な出展作家は、アニッシュ・カプーア、フリーダ・カーロ、コンスタンティン・ブランクーシなど。常設展で出品機会の少ない大型のインスタレーションを展示しているほか、同館の隠れた名品も公開している。

　また本展は家族や仲間と作品鑑賞を楽しめる工夫として、わかりやすい言葉で、子供から大人まで理解できる解説を用意。小学生にも馴染みのある、「うみ」「そら」「かぜ」「じかん」といったキーワードを使って、テーマごとに作品を紹介している。

　展示室では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため対話活動を制限しているが、子供たち一人ひとりが作品と向き合う機会を生かし、作品との対話を深めるためのサポートとしてワークブックを小中学生に無料で提供している。

　この機会に、普段とは違った視点で名古屋市美術館のコレクションを楽しんでほしい。