EXHIBITIONS
鏑木清方と鰭崎英朋
近代文学を彩る口絵 ―朝日智雄コレクション
太田記念美術館は、新型コロナウイルスの影響で2020年に中止となった展覧会「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵 ―朝日智雄コレクション」を再開催する。
日本画家としていまでも広く知られる鏑木清方(1878~1972)は、明治30年代後半〜大正5年頃にかけては、文芸雑誌や小説の単行本の「口絵」というジャンルで活躍していた。その時、鏑木と人気の双璧をなしていたのが、鰭崎英朋(ひれざき・えいほう、1880~1968)だ。2人は、月岡芳年の系譜に連なるとともに、美術団体「烏合会」に属した友人同士でもあった。
本展では2人の画家を中心に、明治の美しい女性たちを描いた口絵の名品を展示。木版口絵のコレクターである朝日智雄の所蔵品のなかから約110点を厳選し、文芸雑誌や小説の単行本を彩った、口絵の知られざる魅力を紹介する。
また本展では、鏑木や鰭崎が登場する以前に人気を誇っていた、武内桂舟(1861~1943)、富岡永洗(1864~1905)、水野年方(1866~1908)、梶田半古(1870~1917)による挿絵にも焦点を当てる。
日本画家としていまでも広く知られる鏑木清方(1878~1972)は、明治30年代後半〜大正5年頃にかけては、文芸雑誌や小説の単行本の「口絵」というジャンルで活躍していた。その時、鏑木と人気の双璧をなしていたのが、鰭崎英朋(ひれざき・えいほう、1880~1968)だ。2人は、月岡芳年の系譜に連なるとともに、美術団体「烏合会」に属した友人同士でもあった。
本展では2人の画家を中心に、明治の美しい女性たちを描いた口絵の名品を展示。木版口絵のコレクターである朝日智雄の所蔵品のなかから約110点を厳選し、文芸雑誌や小説の単行本を彩った、口絵の知られざる魅力を紹介する。
また本展では、鏑木や鰭崎が登場する以前に人気を誇っていた、武内桂舟(1861~1943)、富岡永洗(1864~1905)、水野年方(1866~1908)、梶田半古(1870~1917)による挿絵にも焦点を当てる。