生命の樹

　美術館の開館15周年を記念し、現代においても人間を魅了し続ける樹木について考える「生命の樹」展を開催する。

　古来より、樹木のイメージは旧約聖書の「生命の樹」や「知恵の樹」に始まり、さまざまな時代、文化に描かれてきた。現代においては画家や彫刻家のみならず、写真家も樹木と向き合い、対話を重ねてきた。

　現代においても繰り返し描かれている樹をテーマとした絵画を一堂に紹介する本展では、Rosilene Luduvico、小林孝亘、佐々木愛、杉戸洋、スズキコージ、村瀬恭子、持塚三樹、華雪、大矢真梨子、宮崎学、本橋成一、イケムラレイコ、棚田康司、戸谷成雄、Giuliano Vangiの作品を所蔵作品を中心に紹介。

　樹木との対話を通して浮かび上がってくる現代人の姿、「いのち」のかたちを体感できる。