リー・イズミダ「MY HOME TOWN」

　北海道出身のアーティスト、リー・イズミダの新作展「MY HOME TOWN」がhpgrp GALLERY TOKYOで開催されている。

　イズミダは1986年生まれ。幼少期より絵を描き始め、アメリカ留学を経て、現在は東京を拠点に活動。アクリル画の作品を中心に、壁画やショップウィンドウ、広告、ファッションブランドとのコラボレーションなど、多岐にわたる表現領域で多くの共感を得ている。

　パンデミックにより世界が一変した2020年。本展では、一時停止された世界で、イズミダが抱いた郷愁の念が色濃く投影された新作を展示している。

　イズミダにとっての故郷・北海道の雄大な自然や、家族や友人は、どんな時も安心して前に進むための精神的な支えとなってきた。自らのアイデンティティの大きな部分を占める故郷をテーマとしたイズミダの新作シリーズを、この機会に鑑賞してほしい。