丸山太郎個展「リバーシブルサスペンス / ずっといい感じの思い出」

　今後の活動が期待される彫刻家のひとり・丸山太郎の個展「リバーシブルサスペンス / ずっといい感じの思い出」が、TAKU SOMETANI GALLERYで開催される。

　丸山太郎は1991年神奈川県生まれ。2018年に東京藝術大学大学院彫刻専攻を、21年に東京藝術大学博士後期課程を修了した。これまでの個展に、「一緒にいようぜ」（Gallery HIROUMI、東京、2019）、「日差しと不倫と優しい気持ち」（TAKU SOMETANI GALLERY、2020）がある。

　丸山は、ダイナミックな木彫作品、木彫とレディメイドの組み合わせ、セラミック作品など多様な技法を駆使し、現代の雑多な日常から得られるイメージを分解、再構築する。「彫刻」として造形化された作品は、「そういうものだ」と定着している既成概念に大きく揺さぶりをかけ、鑑賞者を圧倒する。

　本展では丸山の新作を展示。作家にとって、TAKU SOMETANI GALLERYの移転後初の展覧会となる。