EXHIBITIONS
はるかなる古伊万里 400年の物語
広島県立美術館は、特別展「はるかなる古伊万里 400年の物語」を開催。古伊万里研究の最前線をゆく佐賀県立九州陶磁文化館の名品を中心に、黎明期から最盛期、さらに近年評価が高まっている幕末明治期までを紹介する。
いまからおよそ400年前に生まれ、その多種多様な様式と完成度で国内外の人々を魅了した伊万里焼。なかでも17世紀後半に完成した繊細優美な柿右衛門様式と絢爛豪華な金襴手様式の作品は、ヨーロ ッパ王侯貴族の間で絶大な人気を博し、宮殿や邸宅に飾られた。
本展では、ドイツの名窯マイセンの創始者で、熱狂的な磁器コレクターでもあったザクセン選帝侯アウグスト強王(在位1697〜1733)の旧蔵品2点を含む、輸出用古伊万里を中心におよそ135件を展示。初期伊万里のなかでも最初期の作品《染付山水文水指》(1610~30年代)や、輸出先のヨーロッパで金細工が施された、高さ50センチを超える《色絵花籠文八角大壺》(1700~30年代)、明治時代に欧米向けにつくられた《色絵亀甲割鳳凰文大花瓶》(1870~80年代)などが一堂に会する。
いまからおよそ400年前に生まれ、その多種多様な様式と完成度で国内外の人々を魅了した伊万里焼。なかでも17世紀後半に完成した繊細優美な柿右衛門様式と絢爛豪華な金襴手様式の作品は、ヨーロ ッパ王侯貴族の間で絶大な人気を博し、宮殿や邸宅に飾られた。
本展では、ドイツの名窯マイセンの創始者で、熱狂的な磁器コレクターでもあったザクセン選帝侯アウグスト強王(在位1697〜1733)の旧蔵品2点を含む、輸出用古伊万里を中心におよそ135件を展示。初期伊万里のなかでも最初期の作品《染付山水文水指》(1610~30年代)や、輸出先のヨーロッパで金細工が施された、高さ50センチを超える《色絵花籠文八角大壺》(1700~30年代)、明治時代に欧米向けにつくられた《色絵亀甲割鳳凰文大花瓶》(1870~80年代)などが一堂に会する。