EXHIBITIONS
新収蔵記念:岸田劉生と森村・松方コレクション
京都国立近代美術館では、画家・岸田劉生の作品を新たに収蔵したことを記念し、展覧会「新収蔵記念:岸田劉生と森村・松方コレクション」を開催する。
2021年3月、京都国立近代美術館は岸田劉生の作品42点を一括収蔵。すべてひとりのコレクターの所蔵品で、うち29点を購入し、13点の寄贈を受けた。これにより同館所蔵の岸田劉生作品は油絵24点、水彩画6点、日本画9点を含む約50点となった。
今回の新収蔵によって点数が充実しただけでなく、劉生の画業の初期から晩年まで各時期の画風をそろえ、その流れをたどることができるようなった。さらに、自画像・肖像画・宗教画・風景画・静物画・風俗画(芝居絵)といった各領域を網羅し、版画や彫刻をも含めた劉生の創作活動全体を展望できる内容となった。
本展では、新たにコレクションに加わった劉生の全作品をまとめて公開。同時に、《外套着たる自画像》や《舞妓図(舞妓里代之像)》、《大連星ヶ浦風景》などの旧蔵者だった森村義行と、その弟で《壜と林檎と茶碗》の旧蔵者であった松方三郎や、劉生の最大の支援者だった芝川照吉にも着目し、劉生の顕彰におけるコレクションの役割をも振り返る。
2021年3月、京都国立近代美術館は岸田劉生の作品42点を一括収蔵。すべてひとりのコレクターの所蔵品で、うち29点を購入し、13点の寄贈を受けた。これにより同館所蔵の岸田劉生作品は油絵24点、水彩画6点、日本画9点を含む約50点となった。
今回の新収蔵によって点数が充実しただけでなく、劉生の画業の初期から晩年まで各時期の画風をそろえ、その流れをたどることができるようなった。さらに、自画像・肖像画・宗教画・風景画・静物画・風俗画(芝居絵)といった各領域を網羅し、版画や彫刻をも含めた劉生の創作活動全体を展望できる内容となった。
本展では、新たにコレクションに加わった劉生の全作品をまとめて公開。同時に、《外套着たる自画像》や《舞妓図(舞妓里代之像)》、《大連星ヶ浦風景》などの旧蔵者だった森村義行と、その弟で《壜と林檎と茶碗》の旧蔵者であった松方三郎や、劉生の最大の支援者だった芝川照吉にも着目し、劉生の顕彰におけるコレクションの役割をも振り返る。