EXHIBITIONS
王 雪陽 展「将軍令」
モンゴル出身の作家、王雪陽(オウ・セツヨウ)の個展「将軍令」がMITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYで開催される。2月16日~28日まで。
王は2009年中国四川美術学院芸術デザイン科卒業、15年東京藝術大学大学院美術研究科工芸科陶芸専攻修士課程修了。18年に東京藝術大学大学院美術研究科工芸科陶芸専攻博士課程で博士号を取得し、独自に開発した釉薬「疂彩(じょうさい)」を用いて陶磁器作品の制作を行っている。
釉彩画の鮮やかな色彩と、ふっくらとした立体感を調和させた、王による唯一無二の作品は、国内外で高く評価されている。また近年は、さらなる芸術性の広がりを求めて日本画の制作にも取り組んでおり、その瑞々しい感性と高い技術力はジャンルの垣根を超えてますます開花している。
「将軍令」と題した本展では、古来の寓話を創造の源泉とした日本画と陶磁器の秀作およそ20点を一堂に展覧する。武士が魍魎と勇猛に戦う《猫将軍の邪気払い合戦図》、桃太郎が仲間と力を合わせ混乱をおさめる《桃大将香炉》などの作品は、日々の私たちの心の葛藤や、困難に立ち向かう姿とも重なり、王の作品を見る者はその美しさの奥に内包されるメッセージにも共感を抱き、勇気をもらえることだろう。
王は2009年中国四川美術学院芸術デザイン科卒業、15年東京藝術大学大学院美術研究科工芸科陶芸専攻修士課程修了。18年に東京藝術大学大学院美術研究科工芸科陶芸専攻博士課程で博士号を取得し、独自に開発した釉薬「疂彩(じょうさい)」を用いて陶磁器作品の制作を行っている。
釉彩画の鮮やかな色彩と、ふっくらとした立体感を調和させた、王による唯一無二の作品は、国内外で高く評価されている。また近年は、さらなる芸術性の広がりを求めて日本画の制作にも取り組んでおり、その瑞々しい感性と高い技術力はジャンルの垣根を超えてますます開花している。
「将軍令」と題した本展では、古来の寓話を創造の源泉とした日本画と陶磁器の秀作およそ20点を一堂に展覧する。武士が魍魎と勇猛に戦う《猫将軍の邪気払い合戦図》、桃太郎が仲間と力を合わせ混乱をおさめる《桃大将香炉》などの作品は、日々の私たちの心の葛藤や、困難に立ち向かう姿とも重なり、王の作品を見る者はその美しさの奥に内包されるメッセージにも共感を抱き、勇気をもらえることだろう。