EXHIBITIONS
金氏徹平 S.F.(Something Falling/Floating)
美術家、彫刻家・金氏徹平による個展「金氏徹平 S.F.(Something Falling/Floating)」が市原湖畔美術館で開催される。
金氏は1978年京都府生まれ。2001年にロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)に交換留学し、2003年に京都市立芸術大学大学院彫刻専攻を修了。身の回りのものを既存の意味や用途から解放しつなげていくコラージュ的手法で、新たな形象や風景をダイナミックに現出させてきた。また文学や演劇と、ますます多様な領域を横断し、様々なコラボレーションに取り組み、国内外で活躍し続けている。
近年の多様な領域での経験を踏まえ、金氏は本展において、改めて「彫刻」に向かいあう「S.F.」シリーズの最新作《S.F.(Something Falling/Floating)》を披露する。
新作の素材に選んだのは、都市と自然、自然と人工のあいだにあるものや、都市や時代の記憶の断片を残すものたち。市原市内を巡り収集した使用済みのコンクリートや石など、自然と人為の狭間にある素材、物質をコラージュしたインスタレーションを、大地の芸術祭(2018)でもタッグを組んだ照明デザイナーの高田政義が演出する。
また新作のほか、ニューヨークのJapan Societyで好評を得た日本初公開となる《Smoke and Fog (Roadside Noguchi)》を含め、立体と平面の約50点により展覧会が構成される。
コロナ禍によって人とつながることが難しくなった時、「まだ自分が何者でもない頃」を思い出したという金氏。「何とも繋がっていない状態だからこそ、想像力が膨らみ、遠くの、もっと広い場所へと繋がれるのではないか」と自身の創造の原点に立ち戻り、市原湖畔美術館を舞台につくり出した「S.F.ワールド」で、新たに「彫刻」を問う。
金氏は1978年京都府生まれ。2001年にロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)に交換留学し、2003年に京都市立芸術大学大学院彫刻専攻を修了。身の回りのものを既存の意味や用途から解放しつなげていくコラージュ的手法で、新たな形象や風景をダイナミックに現出させてきた。また文学や演劇と、ますます多様な領域を横断し、様々なコラボレーションに取り組み、国内外で活躍し続けている。
近年の多様な領域での経験を踏まえ、金氏は本展において、改めて「彫刻」に向かいあう「S.F.」シリーズの最新作《S.F.(Something Falling/Floating)》を披露する。
新作の素材に選んだのは、都市と自然、自然と人工のあいだにあるものや、都市や時代の記憶の断片を残すものたち。市原市内を巡り収集した使用済みのコンクリートや石など、自然と人為の狭間にある素材、物質をコラージュしたインスタレーションを、大地の芸術祭(2018)でもタッグを組んだ照明デザイナーの高田政義が演出する。
また新作のほか、ニューヨークのJapan Societyで好評を得た日本初公開となる《Smoke and Fog (Roadside Noguchi)》を含め、立体と平面の約50点により展覧会が構成される。
コロナ禍によって人とつながることが難しくなった時、「まだ自分が何者でもない頃」を思い出したという金氏。「何とも繋がっていない状態だからこそ、想像力が膨らみ、遠くの、もっと広い場所へと繋がれるのではないか」と自身の創造の原点に立ち戻り、市原湖畔美術館を舞台につくり出した「S.F.ワールド」で、新たに「彫刻」を問う。