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2020.7.19

バンクシーからヨコトリ開幕まで。今週のアートニュース

今週(7月12日〜19日)、国内外であった主なアートニュースをダイジェストでお届けします。

横浜美術館

開幕ラッシュ

・チームラボが豊洲にある「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」にて、新作パブリック・アートを披露。巨大な滝が流れるインタラクティブな作品は、入館せずとも鑑賞できる。
・東京ステーションギャラリーで「開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―」が開幕。本展は、1919年にドイツの古都ヴァイマールに開校し、昨年100周年を迎えた造形芸術学校「バウハウス」の教育や活動成果を振り返る展覧会。
・新型コロナウイルスが発生して以来、初の開催となる大規模国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」が開幕。国内外から67組のアーティストが参加する今回は、「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」をタイトルに、横浜美術館とプロット48を中心に作品が展示される。
・日本の美意識に根ざした工芸的な作品によって、いまもっとも注目されている1970年以降生まれの作家12人。その作品が一堂に会する企画展「和巧絶佳展」が、パナソニック汐留美術館で開幕した。
・「おさなごころ」をインタラクティブなアートを通じて問い直す、大人も子供も楽しめる展覧会「おさなごころを、きみに」が、7月18日に東京都現代美術館で開幕した。

アートマーケット

・有楽町に、一般社団法⼈日本現代美術商協会(CADAN)が初となるリアルスペース「CADAN有楽町」をオープン。複数のギャラリーが共同で展覧会を運営していく。
・イギリス最大級のアートフェア「フリーズ・ロンドン」と「フリーズ・マスターズ」が、新型コロナウイルスの影響で中止となることを発表。当初は規模を縮小して開催するとしていた。
・7月10日に香港、パリ、ロンドン、ニューヨークの4都市でリアルタイムに開催されたクリスティーズのオンラインオークション「ONE:a Global Sale of the 20 th Century」が、4億2094万1042ドル(約449億円)の合計落札総額を達成し、同社のオンライン・オークションの過去最高額を記録した。

バンクシー

・バンクシーがロンドン地下鉄の車内に新作を描く動画を公開。しかしながらその後、作品はすでにロンドン交通局によって消去されていたことが判明した。ロンドン交通局は「メッセージの新しいバージョンを、適切な場所でお客様に伝えられるよう機会を提供したい」とバンクシーに応答している。