塩田千春の個展、別府市内各所で開催へ
2019年に東京・六本木の森美術館で個展を開催し、大きな話題を呼んだ塩田千春。その個展が、今年8月5日〜10月16日の会期で別府市中心市街地各所で開催される。
個展形式の芸術祭「in BEPPU」や市民文化祭「ベップ・アート・マンス」を主催している混浴温泉世界実行委員会が、今年8月5日〜10月16日に塩田千春の個展を別府市中心市街地各所で開催することを発表した。
塩田千春は、ベルリンを拠点に国際的に活動するアーティスト。2019年に東京・六本木の森美術館で開催された個展「塩田千春展:魂がふるえる」では、約66万人(同館歴代2位)の入場者数を記録し、大きく注目を集めた。
これまでエスポー現代美術館(2021)、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ(2020)、南オーストラリア美術館(2018)、ヨークシャー彫刻公園(2018)、高知県立美術館(2013)、国立国際美術館(2008)を含む世界各地の個展のほか、国際展などのグループ展にも多数参加。空間に糸を張り巡らせる展示や、場所やものに宿る人の痕跡・記憶を内包する素材を用いた大規模なインスタレーションを中心に、立体、写真、映像など多様な手法を駆使した作品を制作し続けている。
本展は、「東アジア文化都市2022大分県」のコア事業のひとつとして開催。予測不可能で困難な時代において私たちが生きる意味を問い、人々の心に希望のあかりを灯すプロジェクトになることを目指している。