2017.3.15

代官山蔦屋書店でサイ・トゥオンブリーを。「イヴォン・ランバート」キュレーションのフェアが開催

1960年代よりパリにギャラリーを構え、パリのコンテンポラリー・アート界をリードし続けたイヴォン・ランバート。彼が過去に企画した展覧会にあわせて制作、販売したアート・アイテムが3月16日より代官山蔦屋書店で開催されるフェア「Yvon Lambert à Tokyo(= Yvon Lambert in Tokyo)」で販売される。

サイ・トゥオンブリー SCARF '1971' (2016)
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 イヴォン・ランバートは、フランスを拠点に活動するアートディーラー、コレクター、パブリッシャー。パリを代表するギャラリストとして、過去数十年にわたり様々な展覧会を企画、2014年にギャラリースペース「Yvon Lambert Gallery」を閉廊以降も、現代美術にフォーカスしたパリのブックショップ「Yvon Lambert Bookshop」、フランス南部・アヴィニョンに構える私設美術館の運営、出版プロジェクト、アーティストのプリントやオブジェの制作などを精力的に行っている。

 今回のフェアでの目玉は、サイ・トゥオンブリーのペインティングがプリントされた大判スカーフ。2種各1点ずつのみが入荷し、特別に販売される。また、ランバートが展覧会開催の際、アーティストに制作を依頼してきたオリジナルポスターのなかから、サイ・トゥオンブリー、ジャン=ミシェル・バスキア、ソル・ルウィット、リチャード・タトルなどがデザインしたヴィンテージポスターも並ぶ。

 ほかにも、1980年に開催したソル・ルウィット展や、サイ・トゥオンブリーが生前最後に行った展覧会の図録、またランバートが手がけた最新写真集、クエンティン・デ・ブリエ「THE OTHER DAY」(2016)のプリント付き特装版など、希少なアイテムの数々が国内で初展開される。