新芸術校の最優秀作家・磯村暖が
個展を開催。新作のテーマは移民をつなぐ「海」
「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」第2期の最優秀作家に選ばれた磯村暖が、個展「Good Neighbors」を開催。移民、難民問題をテーマにした受賞作を発展させた新作を発表する。会期は10月31日〜11月26日。
磯村暖は1992年東京生まれ。2016年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業後、17年に「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」第2期標準コースを卒業。訪れた土地や日本で出会う移民たちの故郷の文化や宗教美術、物理学、SNS上の美学などを参照したインスタレーションや絵画を制作している。
「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」卒業時の成果展では、ネパール人移民とともに自宅で行ったパーティー「HOME PARTY#1」を、ギャラリー空間内で再構築・再解釈したインスタレーション《HOME PARTY#2》(2017)を出品し、金賞を受賞した。
本展は、その受賞の副賞として、同校の主任講師を務める美術批評家・黒瀬陽平のキュレーションのもと開催。《HOME PARTY#2》で展開したテーマに加え、移民や難民をつなぐ「海」というモチーフに注目した、より大きなスケールの新作が発表される。