自分だけの図録をつくろう。LACMAの画期的なサービス「COLLATOR」とは?
アメリカを代表する美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)が同館コレクションを活用した独自のサービスを展開している。「COLLATOR」と題されたこのオンラインサービスでできることとは?
ロサンゼルスに位置し、アメリカ西海岸最大級の美術館として知られるロサンゼルス・カウンティ美術館(以下LACMA)。13万点以上の所蔵品を誇る同館が、独自のオンラインサービスを行っている。
「COLLATOR」(ベータ版)と題されたこのサービスは、誰もが自分で好みの図録を作成できるというもの。LACMA所蔵作品の中から厳選された1002作品がラインナップされ、そこから好きな作品を選択。作成できる図録はフルカラーで、18作品まで収録可能。オンライン上でのページ並び替えや、表紙の選択などができ、1冊分の費用は18.95ドル(約2100円)と配送料。現時点ではアメリカ国内でのみの利用だが、所蔵品を生かしたサービスとして注目すべきものだ。
なお、ラインアップはエド・ルーシェイやワシリー・カンディンスキー、オディロン・ルドンといった誰もが知るアーティストたちの作品から、川久保玲デザインの水着、工芸品まで幅広い。プレビューまでは誰でもできるので、試してみては。