ルーヴル美術館が再開。新型コロナの拡散防止措置も実施
新型コロナウイルスの影響で一時休館したパリのルーヴル美術館やイタリアの博物館・美術館が、続々と再開した。拡散を防ぐための措置も実施されている。
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新型コロナウイルスの影響で3月1日から一時休館したパリのルーヴル美術館が、4日に再開。それとともに、同館はウェブサイトで「COVID-19(新型コロナウイルス)に関する来場者へのアドバイス」として次のような注意事項を掲載している。
COVID-19の拡散を防止するため、次の方は美術館への訪問をご遠慮ください。 ・最近、ウイルスが蔓延している地域からお越しの方。 ・体調不良、呼吸困難、発熱のある方。 博物館内 上記が当てはまらない場合、あなた自身と他の方々を守るために下記を重要視してください。 ・スタッフ(ルーヴル美術館、レストラン、ギフトショップなど)やほかのお客様と適切な距離をとること。 ・人との接触を避けること(握手、抱擁など)。 ・石鹸と水で定期的に手を洗う。ない場合はアルコールベースの手指消毒ジェルを使うこと。 ・使用済みティッシュはすぐに捨て、その後手を洗うこと。 ・咳やくしゃみをするときは、ティッシュやスリーブ(手ではない)で口や鼻を覆うこと。
いっぽう、ペギー・グッゲンハイム・コレクションやプラダ財団などイタリアの美術館も、3月2日に再開。ペギー・グッゲンハイム・コレクションは、定員制などの方法を検討しており、学校や会員への教育活動はまだ中止されている。
またイタリア政府の行政命令により、博物館・美術館の開館方針が3月8日以降に見直される可能性もある。
なお日本国内では、ほとんどの博物館・美術館は3月半ばまで臨時休館で、その後の再開については不確定な要素が多い。