日本民藝館、6月9日に再開へ。館長・深澤直人「民藝は私たちを救ってくれる」
新型コロナウイルスの影響で3月23日から臨時休館していた東京・駒場の日本民藝館は、6月9日に再開。館長・深澤直人のメッセージも公開している。
新型コロナウイルスの影響で、3月23日から臨時休館していた東京・駒場の日本民藝館は、6月9日に再開することを発表した。
同館では、コロナ対策として来館者にマスクの着用を義務付け。館内では発話を控え、来館者同士の間隔を2メートルほど確保するよう求める。また西館公開や団体見学、イベントは当面中止。状況によっては入館者の人数制限を行う場合があるという。
再開に際して、同館館長を務めるプロダクトデザイナーの深澤直人はメッセージを公開。「民藝はもともとその小さな生活の大切さに寄り添って来ましたから、その価値はなおいっそう人々を励ましていくでしょう。民藝館は真に豊かで、小さくとも幸せな価値を共有する人々の心の拠り所です。これからも変わることなく、私たちが大切に思っていることをも守り続けてくれるでしょう」とし、「再びこの穏やかな空間で、みなさんとお会いできることを楽しみにしています」と締めくくっている。