ゲンロン、カオスラとの契約を解除。「重大な契約違反を確認」
ゲンロンスクールなどの事業を行う株式会社ゲンロンは、黒瀬陽平が代表を務める合同会社カオスラとの契約を解除したと発表した。
ゲンロンスクールなどを運営する株式会社ゲンロンが、7月23日付で黒瀬陽平が代表を務める合同会社カオスラとの契約解除を発表した。
同社によると、カオスラ監修のもとで開設されている「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」の事業において、「重大な契約違反を確認」したという。
「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」は黒瀬と思想家・哲学者の東浩紀が中心となり「公的な援助を受けないアート教育機関」として2015年にスタートしたもので、黒瀬をはじめ、アート界の様々な人物が講師を務め、アーティストを輩出してきた。
ゲンロンは、「生徒の安全確保およびコンプライアンス遵守の観点」から、契約を打ち切ることを決定。22日付でその旨をカオスラに通知し、同日カオスラは「新芸術校」の運営から切り離されたという。また黒瀬の主任講師退任も発表された。
美術手帖ではゲンロンに対し、契約違反の内容について問い合わせたが、回答は得られなかった。
なおゲンロンとカオスラの共同運営である「五反田アトリエ」については、今後の方針が決まり次第告知するとしている。