新スペース「KOSAKU KANECHIKA」のこけら落としは舘鼻則孝の新作個展
3月11日より、「ヒールレスシューズ」で知られる舘鼻則孝の個展「CAMELLIA FIELDS」が、TERRADA Art Complex(東京・品川)の新ギャラリー「KOSAKU KANECHIKA」で開催される。
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1985年東京都生まれの舘鼻則孝は、シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で、幼少期から手でものをつくることを覚え、2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。大学の卒業制作で発表し代表作となる、遊女の高下駄から着想した「ヒールレスシューズ」が、レディー・ガガの目にとまり、注目を集めている。
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近年は、「イメージメーカー」展(21_21 DESIGN SIGHT、14年)、「Future Beauty」(東京都現代美術館ほか国際巡回、12年)、「舘鼻則孝 呪術の美学」(岡本太郎記念館、16年)など、各地でアート作品を精力的に発表してきた。
TERRADA Art Complexにオープンする新ギャラリー「KOSAKU KANECHIKA」の第1回目の展覧会となる本展では、新作「カメリア・フィールズ」を公開。本作は、彩色した鋳物の椿を、直径3メートルの広さに敷き詰めるインスタレーションで、日本独特の死生観察をテーマに、幼少期より過ごした鎌倉の覚園寺にある庭の風景がモチーフとなっている。
そのほか代表作「ヒールレスシューズ」シリーズや、花魁の高下駄に友禅染めによる絵付けが施した「フローティングワールド」シリーズ、遊女のかんざしを160cmのモニュメントとして彫刻化した「ヘアピン」シリーズも展示。新スペースで舘鼻の作品世界観を体感できる。
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