緊急事態宣言受け、国立科学博物館やサントリー美術館など夜間開館中止へ
1都3県に発令された緊急事態宣言を受け、夜間開館を中止するミュージアムが出ている。
1月8日、1都3県に発令された緊急事態宣言。東京都は、2月7日までの期間中における緊急事態措置において、1月12日以降は美術館・博物館などの文化施設も営業時間を20時まで、人数上限を5000人以下かつ収容率50パーセント以内とするよう協力を求めている。
こうした状況を受け、上野の国立科学博物館は、当面のあいだ一部の展示・事業等の休止を継続するとともに、1月15日以降の金土の開館時間延長を休止すると発表した。
また六本木のサントリー美術館は、1月8日~2月7日の期間、金・土および1月10日の閉館時間を20時から18時に変更する。
丸の内の三菱一号館美術館も、1月8日より夜間開館(1月8日、1月12日、1月13日、1月14日、1月15日)の閉館時間を21時から20時までに変更するとした。
世田谷の静嘉堂文庫美術館は2月7日まで、閉館時間を16時に変更。予定していた展覧会関連イベントはすべて中止とする。
埼玉県立近代美術館は、2020年12月24日からの臨時休館を2月7日まで延長する。1月12日から開催予定だった「第24回凛の会展」は開幕延期、1月19日から開催予定の「第11回ニッコールクラブさいたま支部写真展」と「ヨシズミトシオ展」も開幕延期となった。
千葉市美術館は金曜日および土曜日の夜間(18時〜20時)の開館を、緊急事態宣言発出の末日まで取りやめる。
千葉の市川市東山魁夷記念館および芳澤ガーデンギャラリーは、緊急事態宣言発令中は休館する。
大倉集古館は、1月24日までの会期の「海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇」展を、1月11日までとし、翌1月12日から休館。次回展覧会「因州×備前 池田家の能面・能装束」展も中止とする。
太田記念美術館は当面のあいだ、開館時間を30分繰り上げ、10時30分~17時とする。
東京都現代美術館では、1月12日まで休室の予定だったコレクション展「MOTコレクション 第2期 コレクションを巻き戻す」を、当面のあいだ休室とする。