日本芸術院が新会員を発表。千住博、伊東豊雄、つげ義春、小澤征爾ら9名
国の栄誉機関である日本芸術院は、令和3年度日本芸術院会員候補者を発表した。千住博ら9名が新たに会員となる。
文化庁に設置されている国の栄誉機関「日本芸術院」が、令和3年度の新会員を発表した。
現会員による投票をや会員総会の承認を経て決定した候補者は、千住博(絵画)、宮瀬富之(彫刻)、星弘道(書)、伊東豊雄(建築・デザイン)、五木寛之(小説・戯曲)、ちばてつや(マンガ)、つげ義春(マンガ)、野村万作(能楽)、小澤征爾(洋楽)の9名(括弧内は分科名)。3月1日付で文部科学大臣から発令される。
日本芸術院は「芸術上の功績顕著な芸術家を優遇するための栄誉機関」(日本芸術院令第1条)として設置された公的機関。昨年にはその在り方を見直す検討会議によって改革案が取りまとめられた。
改革案では分科の見直しが提言され、「日本画」「洋画」「彫塑」は「絵画」と「彫刻」に再編。また「建築」の分科名は「建築・デザイン」に変更され、第2部[文芸]に新たに「マンガ」分科が創設された。今回の新会員は、新たな分科となってから初の任命となる。