「UESHIMA MUSEUM」が6月渋谷にオープン。次世代のアーティストやキュレーターの育成も目指す
現代アートのコレクター・植島幹九郎によって設立された「UESHIMA COLLECTION」の収蔵品を紹介する「UESHIMA MUSEUM」が、今年6月に渋谷にオープンする。
事業家・投資家として多彩な顔を持つ植島幹九郎が2022年2月に設立した現代美術コレクション「UESHIMA COLLECTION」。同コレクションの作品を紹介する「UESHIMA MUSEUM」が、今年6月に渋谷にオープンする。
同館は、「同時代性」をテーマに国内外の幅広い現代アーティストの作品650点以上を収蔵しているUESHIMA COLLECTIONから、様々なテーマに沿って選び抜いた作品を一般に公開するもの。美術館の建物は、植島の出身母校でもある渋谷教育学園の敷地内に位置する、1988年に設立されたブリティッシュ・スクール・イン・東京の跡地となる。
同館のミッションについて、プレスリリースで次のような言葉が掲載されている。「領域を自在に横断し、多様で、パーソナルで、社会的でもある美術表現は、人々の想像を超える多くの可能性を生み出してきた。美術を考えることは、私たちの過去、現在、そして未来を考えることでもあります。美術を介して、真に自由な想像力と、独創的な発想力を培うこと、アーティストが彼らの作品を通じて投げかける視点や課題を次世代へ伝えていくことは、美術作品を収集していくことの意義であり、使命であると考えます」。
今後は作品の展示のみならず、若い作家への支援機会の創出、教育機関との連携などを含めて、次世代のアーティスト、キュレーター、批評家の育成に向けた様々なプログラムも展開するという。