飯山由貴がイスラエルのパレスチナ侵攻とスポンサーの川崎重工に抗議。国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」記者内覧で
国立西洋美術館で明日開幕する、「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」の記者向け内覧で、参加作家の飯山由貴がイスラエルのパレスチナ侵攻ならびに同館スポンサーの川崎重工への抗議を行った。
今年開館65周年を迎える東京・上野の国立西洋美術館で明日開幕する、「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」。同展参加作家の飯山由貴が、3月11日に実施された記者向け内覧の会場にて、イスラエルのパレスチナ侵攻と、それに加担する企業としての川崎重工へ抗議行動を行った。
担当学芸員である同館主任研究員・新藤淳の展覧会説明のあいだ、川崎重工への抗議のメッセージが書かれたTシャツを着て起立したままだった飯山。説明終了後、飯山が抗議文の読み上げを開始し、2階手すり部分から、賛同者たちによる「川崎重工虐殺に加担するな」の垂れ幕が展開された。
川崎重工は国立西洋美術館のメインスポンサーであるが、飯山はパレスチナ侵攻を行うイスラエルより武器を輸入し、利益を与えるとともに代理店として利益を享受しようとしている企業だと批判。ビラを撒くとともに、賛同者たちによるコールやダイインも実施された。
※編集部追記──記事公開後、実施された日付を追加し、飯山氏の川崎重工に対する抗議内容を「利益を与えるとともに代理店として利益を享受しようとしている企業だと批判」と詳述化しました。