未来技術遺産に「プレステ2」。国立科学博物館が新たに18件を登録
9月3日、国立科学博物館が「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」にソニーが2000年に発売した「プレイステーション2」を含む、18件を新たに登録した。
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9月3日、国立科学博物館が「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」にソニーが2000年に発売した「プレイステーション2」(以下、プレステ2)を含む、18件を新たに登録した。
2008年より実施されているこの登録制度では、科学技術や産業技術の発展を示す重要な科学技術史資料や、国民生活、経済、社会、学術や文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料の保存と活用を図るための調査・研究が行われるとともに、本制度を通じて国内の科学技術や産業技術の発展の証となる歴史的資料を文化として保存しようとするものだ。
プレステ2は、当時のゲーム機としては最先端の基本スペックを持ち、美しいグラフィックでゲームにおける写実表現を可能とした点やDVDの普及に寄与したといった点などが評価された。
ほかにも、アナログクオーツ腕時計の小型・省電力化に貢献したとして「セイコー クオーツ シャリオ」(1978)が、音楽データを転送するための規格・MIDIの可能性を実証したとしてローランド株式会社の「MIDI 搭載シンセサイザー」(1983)などが新たに登録。なお9月10日からは、これらに関するパネル展示が国立科学博物館で開催されるという。
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