メガギャラリー、ペースがNFTプラットフォーム「Pace Verso」を立ち上げ
メガギャラリーとして知られる「ペース」が、NFTを鋳造、展示、収集するための新しいプラットフォーム「Pace Verso」を設立した。第1弾としては、ルーカス・サマラスによるNFT作品を複数回に分けて販売している。
世界的なアートシーンを牽引するメガギャラリーのひとつである「ペース」が、NFTを鋳造、展示、収集するための新しいプラットフォーム「Pace Verso」を立ち上げた。
このプラットフォームは、Palm NFT Studioとのパートナーシップにより構築されたもの。環境負荷に問題があるとされるPoW(プルーフ・オブ・ワーク)の仕組みと比べ、99.99パーセント以上のエネルギー消費が削減できるという。
ローンチとともに、ルーカス・サマラスの「XYZ」シリーズによるNFT作品が複数回に分けて販売。1回目の価格は1万ドル、2回目は2万ドルとなり、販売されるたびに価格が上がっていく。全作品には物理的なプリントが付属されており、作品の裏には画像やサマラスの文章が閲覧できるウェブページにリンクされるQRコードが添付される。
また11月29日には、アート・バーゼル・マイアミ・ビーチにおけるペースでのNFTの展示にあわせ、グレン・カイノとDRIFTによる初のNFT作品も同プラットホームで発表される。
Palm NFT StudioのCEO、ダン・ヘイマンは、「私たちの目標は、ペースとともにアーティストにとっての障壁を取り除くプラットフォームをつくることだ」とコメント。
ペースの社長兼CEOであるマーク・グリムシャーは、「Pace Versoでは、アーティストにNFTを展示・販売する機会を提供するだけでなく、ほかのパートナーによる単独のNFTプロジェクトもサポートしていく」と期待を寄せている。