北川フラムを総合ディレクターに「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020」が開催決定。出品作品も募集中
2014年、17年に続き、20年の開催が決定した「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020」。総合ディレクターの北川フラムを中心にプロジェクトの詳細を検討中だというこの芸術祭が現在、出品作品を募集している。
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首都圏に位置しながらも、北部には日本有数のコンビナート、南部には小湊鐵道を中心とした里山風景が広がり、昔ながらの地域コミュニティを実感できる千葉県市原市。ここで2020年3月、「瀬戸内国際芸術祭」や「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ」を主導してきたことでも知られる北川フラムが総合ディレクターを務める「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020」が行われる。
豊かな自然を特徴とするいっぽうで、人口減少や少子高齢化が進み、小学校の統廃合や地域活力の低下といった課題を抱える市原市南部。「いちはらアート×ミックス」は、同地域を活性化するため14年からスタートした。
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これまでアコンチ・スタジオ(ヴィト・アコンチ+フランシス・ビトーニ+パブロ・コーアン+ローク・チャン+ジュリアン・ローズ)、大巻伸嗣、開発好明、木村崇人、藤本壮介、下道基行、鈴木ヒラク、渡辺泰子、珍しいキノコ舞踊団らが参加。様々なアーティストが市原の特徴を活かした作品制作や、ワークショップを行い、自然、食べ物、スポーツ、音楽、パフォーマンス、学びなど、「アート×○○○」の自由な発想を展開してきた。
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そんな「いちはらアート×ミックス」が2020年の開催に向け作品を公募している。その内容は、市原市独自の歴史や自然などの豊かな資源の魅力を活かした/現地に滞在し、地域住民との交流をしながら協働で実施する/国際的な発信力を持つ、アート作品、パフォーマンス、食、又はスポーツプログラム等。
来春の市原を彩るアイデアを奮って応募してほしい。
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