中国の注目アーティスト、クロエ・チェンの個展が代官山 蔦屋書店で開催中。ダーク・ポップの世界観をチェック
中国のアート界で話題を集める新進気鋭のアーティスト、クロエ・チェンの個展が代官山 蔦屋書店で開催されている。会期は4月21日まで。
原宿のSOMSOC GALLERYが、中国アート界において「稀代の新星」と呼ばれるアーティスト、クロエ・チェンの個展を代官山 蔦屋書店で開催している。会期は4月21日まで。
チェンは2005年中国・北京生まれ。現在は上海・北京在住。3歳から創作を開始し、中国では「稀代の新星」と話題を集める。緻密な描写とダーク・ポップの世界観を用いて、社会から切り離された自己を描き出している。その作品からは、現代の若者から大人まで幅広い層の鑑賞者がどこかにもつ希薄な無所属感が感じられるだろう。
幼少期より楳図かずお、駕籠真太郎、湯浅政明といった日本のホラー漫画や、フランスの実験映画から多大な影響を受けたというチェン。時代に対する瑞々しくも新しい感性でとらえた立体作品群は国際的に注目を集めている。
昨年、チェンにとって日本初の個展「NOWHERE」が、原宿のSOMSOC GALLERYで開催。同年には、「ART MARKET BUDAPEST」(ブダペスト、ハンガリー)、「AMOY International Art Fair 2023」(アモイ、中国)、「ART021 SHANGHAI contemporary art fair 2022」(上海、中国)、「2023重燃REKINDLE当代潮流芸術展」(上海、中国)などに出展し、今年は「ComplexCon」(香港、中国)に出展するなど、目覚ましい活躍を見せている。
今回の個展では、チェンの原画や立体、大型作品などを一堂に公開。成⻑の喜びや悲しみを緻密な描写で表現するチェンの世界観をぜひ会場でチェックしてほしい。