MUSEUMS / GALLERIES
鹿児島市立美術館
鹿児島市立美術館は、薩摩藩主・島津の居城であった鶴丸城二の丸跡に建つ。1954年に歴史資料館としての性格をあわせ持つ美術館として開館し、県内唯一の公立美術館として地域の芸術文化の振興に寄与してきた。その後、85年に新装開館。県ゆかりの作家を中心として、19世紀末葉以降の西洋美術の作品を収集・保存、展示している。所蔵品展では、日本の近代絵画の発展に貢献した黒田清輝や藤島武二、和田英作といった郷土作家の作品とあわせて、桜島など県の代表的な風景を描いた作品を紹介。また、モネやルノワール、ピカソ、カンディンスキー、ロダンなどの作品を通じて、印象派から現代までの西洋美術の流れを概観する展覧会も開催する。