EXHIBITIONS

池田修を偲ぶ6日間

都市に棲む―池田修の夢と仕事

2022.06.14 - 06.19

池田修

 BankART Stationは、池田修を偲ぶ6日間「都市に棲む―池田修の夢と仕事」を開催する。

 2004年の設立以来、BankART1929を18年間牽引してきた池田修(1957〜2022)。BankART1929+池田修追悼実行委員会は、池田修の65歳の誕生日にあたる6月14日からの6日間、池田修を偲ぶ「都市に棲む―池田修の夢と仕事」を催す。また池田修が生前、自身の誕生日にあわせて発行を計画していた著書を、知人・関係者らの寄稿を加えて出版する。

 会場では、献花台や、池田修のこれまでの仕事を振り返る展示などに加え、日替わりのトークイベントなども開催予定。それぞれのかたちで、池田修の考えていたこと、見ていたものを再確認することを通して、その生前を偲ぶとともに、この催しが私たちのこれからを考える機会になればとしている。

 池田修は大阪生まれ。Bゼミスクール卒業後、「都市に棲むこと」をテーマに美術と建築を横断するチームPHスタジオを発足。代表作は広島のダム湖に沈む町でのプロジェクト「船、山にのぼる」。また、コーディネーターとしては、代官山ヒルサイドギャラリーディレクター(1986~1991)を経て、2019年よりアートフロントギャラリー取締役に就任。2004年からBankART1929の立ち上げと企画運営に携わり、2007年NPO法人化とともに理事長に就任、2009年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。没年64歳。