EXHIBITIONS
泉太郎キュレーション「四遊小説 - 関節(1)- 転ばぬ先の虚根」
TALION GALLERYでは、泉太郎によるキュレーション展「四遊小説 - 関節(1)- 転ばぬ先の虚根」を開催する。
本展は、ある作品の断片を泉太郎が見かけたことをきっかけに、「アーティストの『生活 / 身体』の中での『経験 / 血液』、そして『展覧会 / 関節』について考え始めた」ことに端を発するもの。アーティストの生み出した「見せられるもの」に焦点を当てるのではなく、その道のりに存在する「見えないプロセス」において生ずる運動、個々人の活動に根や枝葉のように絡まり接木される生き物性に着目し、そうした連関の継ぎ目として立ち現れる展覧会を、泉はここで「関節」と呼んでいる。
展覧会のタイトル「四遊小説 - 関節(1)- 転ばぬ先の虚根」に含まれる「四遊」とは、古代中国の緯書に記された、大地が東西南北および上下に動いているという奇怪な地動説に由来し、今回の「第一関節」に始まり、「第二関節」、「第三関節」と続くことが予定されている。
第一関節となる本展では、展覧会における土壌を耕し、養分となるものを抽出するために、泉が12名のアーティストに参加依頼文を送る時点を始まりとする。
「1がいるようだ、1は動いているのか、1を眺めている2の足元に絡まる3を睨みつける4の心中を5が汲み取れたのは6が7をほっぽり出して帰ったあとだった。7を見つけた8は9が袖口から出した10の先を使って11に合図を出したが11は気付かず、11と13の間を擦りぬけて現れたのは12だった(泉太郎)」。
本展は、ある作品の断片を泉太郎が見かけたことをきっかけに、「アーティストの『生活 / 身体』の中での『経験 / 血液』、そして『展覧会 / 関節』について考え始めた」ことに端を発するもの。アーティストの生み出した「見せられるもの」に焦点を当てるのではなく、その道のりに存在する「見えないプロセス」において生ずる運動、個々人の活動に根や枝葉のように絡まり接木される生き物性に着目し、そうした連関の継ぎ目として立ち現れる展覧会を、泉はここで「関節」と呼んでいる。
展覧会のタイトル「四遊小説 - 関節(1)- 転ばぬ先の虚根」に含まれる「四遊」とは、古代中国の緯書に記された、大地が東西南北および上下に動いているという奇怪な地動説に由来し、今回の「第一関節」に始まり、「第二関節」、「第三関節」と続くことが予定されている。
第一関節となる本展では、展覧会における土壌を耕し、養分となるものを抽出するために、泉が12名のアーティストに参加依頼文を送る時点を始まりとする。
「1がいるようだ、1は動いているのか、1を眺めている2の足元に絡まる3を睨みつける4の心中を5が汲み取れたのは6が7をほっぽり出して帰ったあとだった。7を見つけた8は9が袖口から出した10の先を使って11に合図を出したが11は気付かず、11と13の間を擦りぬけて現れたのは12だった(泉太郎)」。