EXHIBITIONS
長坂真護展 Still A “BLACK” STAR Supported by なんぼや
先進国が投棄した廃棄物でアート作品を生み出すアーティスト・長坂真護。その美術館初個展「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR Supported by なんぼや」が、上野の森美術館で開催される。
長坂は1984年福井県生まれ。2009年に自ら経営する会社が倒産したことを契機に路上の絵描きに転身。17年6月、単身でガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪問し、そこで、日本を含む先進国が捨てた電子機器を必死に燃やしながら、身体に害のあるガスが発生する場所で働く若者たちと出会った。
長坂はこの出会いから、アートの力を使って「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」という不条理な現状を、先進国に伝えることを決意。帰国後、現地から持ち帰った廃棄物で作品を制作し、17年11月に再びガーナを訪問した際には、ガスの脅威からスラム街の若者を守るためにガスマスクを届けた。さらにこれまで計1000個以上のガスマスクを、作品の売上の一部を使って届けている。
そして2018年3月に開催した個展で、1枚の作品が高値で購入されて以来、長坂は「サステナブル・キャピタリズム(持続可能な資本主義)」を提唱。スラム街に集積した廃棄物を自身のアート作品へと昇華し、その売上を現地の人々へと還元する活動を続けている。
長坂の最終的な目標は、ゴミからアートがつくれなくなる状態にすること。本展では、持続可能な社会を目指した創作活動で注目される長坂の足跡を紹介しながら、電子機器廃棄物を使用した作品のほか、世界平和への願いを込めた様々な作品を展覧する。
なお本展では、展示した作品のオンライン販売を行い、その売上と入場料の一部を、長坂が目指すリサイクル工場建設や開拓農地の取得などの支援につなげる。
長坂は1984年福井県生まれ。2009年に自ら経営する会社が倒産したことを契機に路上の絵描きに転身。17年6月、単身でガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪問し、そこで、日本を含む先進国が捨てた電子機器を必死に燃やしながら、身体に害のあるガスが発生する場所で働く若者たちと出会った。
長坂はこの出会いから、アートの力を使って「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」という不条理な現状を、先進国に伝えることを決意。帰国後、現地から持ち帰った廃棄物で作品を制作し、17年11月に再びガーナを訪問した際には、ガスの脅威からスラム街の若者を守るためにガスマスクを届けた。さらにこれまで計1000個以上のガスマスクを、作品の売上の一部を使って届けている。
そして2018年3月に開催した個展で、1枚の作品が高値で購入されて以来、長坂は「サステナブル・キャピタリズム(持続可能な資本主義)」を提唱。スラム街に集積した廃棄物を自身のアート作品へと昇華し、その売上を現地の人々へと還元する活動を続けている。
長坂の最終的な目標は、ゴミからアートがつくれなくなる状態にすること。本展では、持続可能な社会を目指した創作活動で注目される長坂の足跡を紹介しながら、電子機器廃棄物を使用した作品のほか、世界平和への願いを込めた様々な作品を展覧する。
なお本展では、展示した作品のオンライン販売を行い、その売上と入場料の一部を、長坂が目指すリサイクル工場建設や開拓農地の取得などの支援につなげる。