EXHIBITIONS
SYSTEM
EUKARYOTEで、写真家・石川和人とファッションデザイナー・橋本祐樹による展覧会 「SYSTEM」が開催されている。
石川と橋本はの協働は、2019年秋冬シーズンよりスタート。橋本がデザイナーを務めるブランド「YUKI HASHIMOTO」にて、石川の制作技法のコンセプトでもある 「情報の集積の過程」をキーワードにしたアイテムを展開。同年に開催された石川の個展では、YUKI HASHIMOTOのコレクションで用いられた布地を被写体とした作品シリーズ 「ENCODING」を発表するなど、それぞれの領域で互いを引用するように活動を重ねてきた。
今回の展示では、ポラロイドのインスタント性を用いて出力されたキャンバスや、ファッションを引用した行為として染色や裁断を施した作品など、写真とファッションの境界や技法の制約を跨ぐような作品群を展覧。
デジタル・SNS時代の写真技法の在り方や写真表現の唯一性について思索する石川と、ファッションの文脈とアートや音楽に現れる時代性に反応したコンセプトから世界観を膨らませ、服としての形をつくる橋本に共通する「葛藤」によって実現した本展。時代を反映する媒体としてのファッションと、同じように流動性や複数性を持ち、物質として消耗していくジレンマを抱える写真における価値の普遍性について考えさせる、実験的な展示になるという。
石川と橋本はの協働は、2019年秋冬シーズンよりスタート。橋本がデザイナーを務めるブランド「YUKI HASHIMOTO」にて、石川の制作技法のコンセプトでもある 「情報の集積の過程」をキーワードにしたアイテムを展開。同年に開催された石川の個展では、YUKI HASHIMOTOのコレクションで用いられた布地を被写体とした作品シリーズ 「ENCODING」を発表するなど、それぞれの領域で互いを引用するように活動を重ねてきた。
今回の展示では、ポラロイドのインスタント性を用いて出力されたキャンバスや、ファッションを引用した行為として染色や裁断を施した作品など、写真とファッションの境界や技法の制約を跨ぐような作品群を展覧。
デジタル・SNS時代の写真技法の在り方や写真表現の唯一性について思索する石川と、ファッションの文脈とアートや音楽に現れる時代性に反応したコンセプトから世界観を膨らませ、服としての形をつくる橋本に共通する「葛藤」によって実現した本展。時代を反映する媒体としてのファッションと、同じように流動性や複数性を持ち、物質として消耗していくジレンマを抱える写真における価値の普遍性について考えさせる、実験的な展示になるという。