「いま手に入れるべき工芸」に出会う。「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」が金沢で開催へ
国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」が11月29日から3日間開催される。今年は過去最多の40ギャラリー、211名のアーティストが参加し、茶会や工房見学、特別鑑賞会など15の特別プログラムを通じて、工芸の魅力と未来を体感できる。
国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」が、ハイアット セントリック 金沢で開催される。会期は11月29日〜12月1日。
今年で第8回を迎える同フェアには、過去最多となる国内外40のギャラリーから211名のアーティストが参加。暮らしにアートと工芸が息づくまち金沢を巡りながら、「いま手に入れるべき工芸」に出会う3日間となる。
東京を拠点とするKOTARO NUKAGAからは新里明士や川井雄仁などが出展し、しぶや黒田陶苑からは内田鋼一や丸田宗一廊といった作家たちが参加する。また、小山登美夫ギャラリーでは伊藤慶二や廣瀬智央、小出ナオキ、TARO NASUではジョージェ・オズボルトやライアン・ガンダーら、国内外で注目されるアーティストの作品が展示される。
また、今年のフェアでは特別プログラムが大幅に充実している。合計15のプログラムが用意され、訪れる人々に多様な体験を提供する。昨年好評を博した茶会は引き続き開催され、今年は木工職人・中川周士が手がけた「木桶の茶室」で行われる。裏千家今日庵業躰・奈良宗久による茶席が予定されており、伝統と現代工芸が融合する特別なひとときを楽しむことができる。
さらに、コレクターやギャラリスト、作家などが登場するトークイベントや、アートのプロが案内する解説ツアーも実施される。加えて、金沢近郊のアーティストの工房を訪ね、普段は見られない制作現場を見学できるプログラムや、国立工芸館で人間国宝の作品に触れる特別鑑賞会も予定されている。そして、市内の古美術店では茶道体験や店主による工芸にまつわる講義も行われ、地域に根ざした文化と歴史を深く学ぶ機会となる。
国内外の最新工芸作品に触れ、その魅力を堪能する絶好の機会となる「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」。金沢を巡りながら、工芸が紡ぐ新しい出会いを楽しんでほしい。
参加ギャラリー一覧は以下の通り:芦屋画廊 kyoto、Art+Craft Gallery 蚕室、As baku B、art gallery Komori、Art Shop 月映、atelier&gallery creava、カフェ&ギャラリーミュゼ、COMBINE / BAMI gallery、縁煌、Gallery LVS & CRAFT、ギャラリー石榴、ギャラリー MOS、Gallery 惺 SATORU、galleria PONTE ガレリアポンテ、GALLERY KOGURE、Gallery MARUHI、GALLERY CLEF、GALLERY IDF、GALLERY 龍屋、H-art Beat Gallery、hide gallery、KOTARO NUKAGA、KOGEI Art Gallery 銀座の金沢、川田画廊、モノノアハレヲ、padGALLERY、レントゲン、しぶや黒田陶苑、Shukado+SCENA、春風洞画廊、3ta2 SANTANI GALLERY、芝田町画廊、多治見市文化工房ギャラリーヴォイス、小山登美夫ギャラリー、田口美術、TRI-FOLD OSAKA、TARO NASU、田中美術、和田画廊、悠遊舎ぎゃらりぃ SAPPORO。