YUIMA NAKAZATO Exhibition - HARMONIZE -

　「ユニット」と呼ばれるパーツを組み合わせ、縫製なしで衣服をつくり上げる製法を開発したファッションレーベル「YUIMA NAKAZATO」。この製法では、デザイン・サイズ・素材を自由に組み替えることができ、着る人すべてに調和する衣服が提供可能となるという。

　「YUIMA NAKAZATO」のデザイナーを務める中里唯馬は、ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを日本人最年少で卒業。2016年に日本人として史上2人目、森英恵以来12年ぶりとなるパリ・オートクチュール・ファッションウィーク公式ゲストデザイナーのひとりに選ばれた。その後も継続的にパリでコレクションを発表し、テクノロジーとクラフトマンシップを融合させたものづくりを提案している。

　本展では、YUIMA NAKAZATOが2018年1月にパリ・オートクチュール・ファッションウィークで披露した最新コレクションと、その生産システムを紹介。合成繊維・合成樹脂を軸に取り扱う東レの環境配慮型人工皮革「Ultrasuede®PX」を使用した新プロダクトにも焦点を当てる。

　「着る人のためだけにつくられた究極の一点物の服を世界に届けたい」と考える、中里の想い描く未来の装いを体感できるだろう。