EXHIBITIONS
太田三郎 2018年春
草花の実や種子から戦没者の肖像写真まで、あらゆるモチーフを「切手」のかたちにした作品で知られる太田三郎。切手や消印を素材とし、「時間」と「場所」の関係性をテーマとする作品によって、様々な表現の可能性を追求している。
初期の作品《Print Work》では切手と消印の「版画的なもの」に着目し、消印が記録する「時間」と「場所」を通して、存在するものの確認やその背景への想像を示唆する作品を展開。郵便局でその日の消印を収集し、自身の存在を記録する作品《Date Stamps》は、1985年から現在も継続して制作している。
本展では、大量の使用済み切手を使用し、「2018春」を「かたち」にした新作を発表。待ち望んだ手紙が届いたときの幸福感を表したコラージュ作品《Letter rack》をはじめ、使用済み500円切手約6万7500枚(約3375万円相当)を束にした《Mountain》では、作品の価格についての考察を促す。また、「世界はつながっている」をコンセプトに、防鳥網に鳥や植物、昆虫、動物などの使用済み切手を絡めたインスタレーション作品《Bird Net》も展示。切手が「時間」と「物質」を運び、「伝えること」「繋がること」の豊かさを「2018春」爛漫の空間の下に構成する。
初期の作品《Print Work》では切手と消印の「版画的なもの」に着目し、消印が記録する「時間」と「場所」を通して、存在するものの確認やその背景への想像を示唆する作品を展開。郵便局でその日の消印を収集し、自身の存在を記録する作品《Date Stamps》は、1985年から現在も継続して制作している。
本展では、大量の使用済み切手を使用し、「2018春」を「かたち」にした新作を発表。待ち望んだ手紙が届いたときの幸福感を表したコラージュ作品《Letter rack》をはじめ、使用済み500円切手約6万7500枚(約3375万円相当)を束にした《Mountain》では、作品の価格についての考察を促す。また、「世界はつながっている」をコンセプトに、防鳥網に鳥や植物、昆虫、動物などの使用済み切手を絡めたインスタレーション作品《Bird Net》も展示。切手が「時間」と「物質」を運び、「伝えること」「繋がること」の豊かさを「2018春」爛漫の空間の下に構成する。