EXHIBITIONS
コレクション特集展示
ジャコメッティと Ⅱ
20世紀最大の彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ。「見えるものを見える通りに」という生涯をかけた研究において、哲学者・矢内原伊作の存在は大きく、しかし、矢内原をモデルとしたブロンズ彫刻のうち完成に至ったのは2作品のみであった。
国立国際美術館は2013年にジャコメッティの油彩画《男》を収蔵。そして18年には、貴重なブロンズ彫刻のうちのひとつ《ヤナイハラ Ⅰ》(1960〜61)がコレクションに加わった。矢内原をモデルとしたジャコメッティの彫刻作品の収蔵は、日本国内初となる。
本展では、《ヤナイハラ Ⅰ》と《男》を再配置し、20世紀終盤から今日までの新しい表現を中心として美術館コレクションの多面性を紹介。ジャコメッティの知られざる一面を題材に、美術史を再検証したテリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルヒラーの映像インスタレーション《フローラ》、「協働」によって生まれる作品、ポートレイト表現などをテーマに表現の今日的展開を見る。
ヒーメン・チョンによるパフォーマンス作品《ショート・パフォーミング・ストーリー》も見どころ。参加者はチョンが書き下ろした短編小説をインストラクターから学び、すべて暗記するまで去ることができない。小説の内容は当事者にしか公表されないという作品となっている(参加は予約制)。
そのほかの出品作家は、荒川修作、小沢剛、オノデラユキ、加藤泉、草間彌生、工藤哲巳、饒加恩(ジャオ・チアエン)、ジュリアン・オピー、高松次郎、棚田康司、トーマス・ルフ、内藤礼、南川史門、西尾康之、マルレーネ・デュマス、森淳一、米田知子らほか多数。会期中の10月26日には、テリーサ・ハバードを招いた講演会も開催予定。
国立国際美術館は2013年にジャコメッティの油彩画《男》を収蔵。そして18年には、貴重なブロンズ彫刻のうちのひとつ《ヤナイハラ Ⅰ》(1960〜61)がコレクションに加わった。矢内原をモデルとしたジャコメッティの彫刻作品の収蔵は、日本国内初となる。
本展では、《ヤナイハラ Ⅰ》と《男》を再配置し、20世紀終盤から今日までの新しい表現を中心として美術館コレクションの多面性を紹介。ジャコメッティの知られざる一面を題材に、美術史を再検証したテリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルヒラーの映像インスタレーション《フローラ》、「協働」によって生まれる作品、ポートレイト表現などをテーマに表現の今日的展開を見る。
ヒーメン・チョンによるパフォーマンス作品《ショート・パフォーミング・ストーリー》も見どころ。参加者はチョンが書き下ろした短編小説をインストラクターから学び、すべて暗記するまで去ることができない。小説の内容は当事者にしか公表されないという作品となっている(参加は予約制)。
そのほかの出品作家は、荒川修作、小沢剛、オノデラユキ、加藤泉、草間彌生、工藤哲巳、饒加恩(ジャオ・チアエン)、ジュリアン・オピー、高松次郎、棚田康司、トーマス・ルフ、内藤礼、南川史門、西尾康之、マルレーネ・デュマス、森淳一、米田知子らほか多数。会期中の10月26日には、テリーサ・ハバードを招いた講演会も開催予定。