EXHIBITIONS

山中suplexのみんなと尼崎にいるあなた

山中 suplex 1階メインスタジオ 2019 撮影=前谷開

石黒健一 TAUTOLOGY 「| ULTRA GLOBAL AWARD 2017」(ギャルリ・オーヴ 、京都、2017)での展示

坂本森海 器 「京都造形芸術大学 卒業展」(2019)での展示

小宮太郎  Balal  個展「The skill of penspinner」(VOU、京都 、2018)での展示

前谷開 Kapsel  「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館、東京)での展示

小笠原周 hard impact  「Hard Impact」展(VOU、京都 、2019)での展示

宮木亜菜 Lemmon-1  「Being-Doing」展( Division、ロンドン、2016)での展示

本田大起 Funeral 2009

和田直祐 ICE-A graph #4,#5  ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019(京都文化博物館)での展示

木村舜 個展「 にん間木村舜」(山中 suplex ギャラリー、滋賀、2018)

小西由悟 町屋のリノベーション 日本家屋の改装 設計施工(京都市南区) 2016

 滋賀県にあるシェアスタジオ「山中suplex(やまなかスープレックス)」のメンバー10人よる展覧会「山中suplexのみんなと尼崎にいるあなた」が開催されている。

 山中suplexは2014年に設立。第1回尼崎市文化未来奨励賞を受賞した小笠原周と小宮太郎が共同でリーダーを務め、京都と滋賀の県境にある比叡山に位置するスタジオでは、樹脂、金属加工、石彫や、木工などの立体表現や屋外での大規模な作品制作が行われている。

 設立当初から段階的に制作スペースや専門機材などを拡充し、2016年からは半屋外の「山中suplexギャラリー」も設置。また個人制作だけに限らず山中suplexとしても、イベント、展覧会、ワークショップなどを企画・実施してきた。19年にはアーティストの積極的な国際交流を目的とした「山中アーティスト・イン・レジデンス オーダー」を開始。 制作だけではなく発表のスペースとしても機能しつつ、芸術家による持続可能な活動への支援、芸術家同士のフレンドシップに重きを置き、日々活動をしている。

 本展は、メンバーの提案で子供を鑑賞者と想定したコンセプトで構成。表現方法が多様な若手作家10人が、尼崎にいる「あなた」のために作品を手がける実験的な展覧会となる。出展作家は、石黒健一、小宮太郎、小笠原周、本田大起、木村舜、小西由悟、坂本森海、前谷開、宮木亜菜、和田直祐。