EXHIBITIONS

印象派のいろは展

2020.01.25 - 03.22

クロード・モネ セーヌ河の朝 1897 ひろしま美術館蔵

フランチェスコ・クルラーディ 聖家族 16世紀末~17世紀前半 ひろしま美術館蔵

アルフレッド・シスレー サン=マメス 1885 ひろしま美術館蔵

カミーユ・ピサロ ポン=ヌフ 1902 ひろしま美術館蔵

オーギュスト・ルノワール 麦わら帽子の女 1915 ひろしま美術館蔵

 モネ、ルノワール、ドガたちによって創始され、日本のみならず世界中で愛され続けている「印象派」。本展では、印象派を中心とした西洋絵画で知られるひろしま美術館のコレクションを、「印象派」をキーワードにわかりやすく解説し、印象派そして「美術館」そのものの入門となるような展示を行う。

 本展で展示されるのは、印象派を生むきっかけとなった19世紀美術、モネやルノワールなど印象派の主要作家、そして印象派を受けて新しい時代へと突入したピカソなど20世紀の巨匠の作品。ここに、浅井忠や黒田清輝などの作品を加え、西欧文明の流入によって日本人の画家たちが印象派をどのように受容し、日本的絵画を構築していったのか、明治以降に新しく成立した日本画や日本洋画の変遷にも注目する。

 また第8展示室特別展示では、美術家・三桝正典のジャパニーズ・モダンの作品を伝統的空間に展示。西洋の伝統的空間と比較することで、印象派に影響を与えた日本の伝統について紹介する。