EXHIBITIONS

松本美枝子写真展「ここがどこだか、知っている。」

松本美枝子 考えながら歩く 2017

松本美枝子 考えながら歩く 2017

松本美枝子 考えながら歩く 2017

松本美枝子 考えながら歩く 2017

松本美枝子 海は移動する(1:古生代ゴンドワナ超大陸の海底あるいは高鈴山) 2017

松本美枝子 山のまぼろし(「茨城県北芸術祭2016」での展示風景) 2016

 松本美枝子は、自宅そばで起きた茨城県東海村の臨界事故と生活をテーマにした「美しき町」で第15回「ひとつぼ展」に入選。続く第16回同展では、水戸にある祖父宅の取り壊しの様子を追った「みんなの家」で連続入選を果たす。その後、水戸芸術館や、近年では、いちはら×アートミックス、鳥取藝住祭、茨城県北芸術祭などで作品を発表し、活躍の場を広げている。

 現在、茨城県水戸市を拠点に活動する松本は、日常をテーマに、身近な人々や馴染みのある場所などを撮影。2014年以降は、地域の歴史や産業などについて現地でリサーチを行い、社会的な事象も捉えた作品を発表している。

 本展では、2011年の震災直後から現在まで、各地で撮影した写真を、新作のスライドショーなどと合わせて展示。人の力ではどうにもならない出来事を経て何が変わり、何が変わらないのかをテーマに、時間の経過や人々の記憶から紡ぎ出された物語を空間全体で表現する。