EXHIBITIONS
大江戸歳事記
正月、節分、雛祭り、七夕と、現代の私たちが毎年決まった時期に行われる様々なイベントを通して、1年の生活のリズムを感じ取っているように、江戸時代の人々も同様に年を重ねていた。
本展では、日本の年中行事に焦点を当て、江戸時代を生きた浮世絵師・葛飾北斎やその門人たちが描いた作品を、前後期合わせて約120点を展示。1年の平穏無事や子供の成長など、種々の祈りを込めて行われた行事に加え、季節ごとに登場する行商などの風俗を主題とした作品を交えて、江戸の四季を紹介する。
見どころのひとつとなるのは、壮年期の北斎の優品《万歳図》。正月中に来訪する2人1組の芸人「万歳」を描いた同作品は、背景にある門松を長く途中まで描いて画面に奥行きを持たせる北斎の技量を見ることができる。
このほか、中国で古くから疫病神を祓って魔を除くと信じられてきた「鍾馗(しょうき)」を画題とした作品や、北斎の娘・応為が七夕祭りの様子を描いた作品『女重宝記』なども並ぶ。
※本展の会期を6月30日~8月30日に変更して開催(当初の会期は4月21日~6月14日)。最新情報および来館にあたっての注意事項は、公式ウェブサイトにて案内。
本展では、日本の年中行事に焦点を当て、江戸時代を生きた浮世絵師・葛飾北斎やその門人たちが描いた作品を、前後期合わせて約120点を展示。1年の平穏無事や子供の成長など、種々の祈りを込めて行われた行事に加え、季節ごとに登場する行商などの風俗を主題とした作品を交えて、江戸の四季を紹介する。
見どころのひとつとなるのは、壮年期の北斎の優品《万歳図》。正月中に来訪する2人1組の芸人「万歳」を描いた同作品は、背景にある門松を長く途中まで描いて画面に奥行きを持たせる北斎の技量を見ることができる。
このほか、中国で古くから疫病神を祓って魔を除くと信じられてきた「鍾馗(しょうき)」を画題とした作品や、北斎の娘・応為が七夕祭りの様子を描いた作品『女重宝記』なども並ぶ。
※本展の会期を6月30日~8月30日に変更して開催(当初の会期は4月21日~6月14日)。最新情報および来館にあたっての注意事項は、公式ウェブサイトにて案内。