EXHIBITIONS
企画展「もようづくし」
古くから人間はその営みの中で数々の模様を考案し、身の回りを彩ってきた。また、自然界には個性的なかたちや色による模様があふれ、その造形に触発されて生み出された模様も少なくない。人の祈りが込められるなど、やがて模様はたんなる飾りを超えて、私たちの生活に寄り添ってきた。
しかし、生活から美術が切り離された近代以降の美術の世界では、模様の存在は工芸やデザインの分野とともに軽視されがちであった。いっぽうで、模様を美術の一要素として用いる、また模様の復権を求めるなどした作家によってその表現は根強く展開され、現代でも個々のジャンルを超えて、模様の世界は多様な広がりを見せている。
本展では、和歌山県立近代美術館所蔵品を中心に、美術館・博物館の美術品だけでなく、考古系や自然史系の博物館からの協力も得て、様々な角度から私たちの世界を取り巻く模様に注目。美術表現としての模様の可能性についても再考する。
しかし、生活から美術が切り離された近代以降の美術の世界では、模様の存在は工芸やデザインの分野とともに軽視されがちであった。いっぽうで、模様を美術の一要素として用いる、また模様の復権を求めるなどした作家によってその表現は根強く展開され、現代でも個々のジャンルを超えて、模様の世界は多様な広がりを見せている。
本展では、和歌山県立近代美術館所蔵品を中心に、美術館・博物館の美術品だけでなく、考古系や自然史系の博物館からの協力も得て、様々な角度から私たちの世界を取り巻く模様に注目。美術表現としての模様の可能性についても再考する。