EXHIBITIONS

Unknown Sculpture Series no.7 #4

髙山陽介 個展

朝のうた

2017.08.17 - 09.03

髙山陽介 untitled(the kiss#2) 2017

髙山陽介 untitled(the kiss#2) 2017

髙山陽介個展「中庭」(CAPSULE)より 撮影=長塚秀人 Courtesy of HASHIMOTO ART OFFICE

髙山陽介個展「中庭」(CAPSULE)より 撮影=長塚秀人 Courtesy of HASHIMOTO ART OFFICE

高山陽介 無題(Tuesday) 撮影=加藤健 Courtesy of HASHIMOTO ART OFFICE

高山陽介 無題(頭部40) 撮影=加藤健 Courtesy of HASHIMOTO ART OFFICE

高山陽介 無題(ボッコちゃん) 撮影=坂田峰夫 Courtesy of HASHIMOTO ART OFFICE

 木取りから塗装まで、彫刻を生み出すプロセス全体をテーマとした木彫作品を発表する高山陽介。これまでには彫刻のほかに、木彫を行う自身の姿をモチーフとした木版画なども発表してきた。

 髙山の作品は、一見、古びた彫刻らしい彫刻の姿をとっているが、現代を生きる作家の日常の要素が、台座、表面、版画など様々な形で常にはいりこんでいる。高山は彫刻の歴史と日々制作する自己の姿を同時に見つめつつ、現在の彫刻について問い続けているのである。

 新作展となる本展に際して、作家は次のような言葉を寄せている。「二つの顔の彫刻がある。結ばれた、あるいは結ばれなかった愛のシンボル。顔と顔との距離、現実との距離、見えない距離。雲の中のような中間の空間、想像や記憶が名残のように存在する。(髙山陽介)」