EXHIBITIONS

TADANOBU ASANO EXHIBITION “FREAK”

PARCO MUSEUM TOKYO
2021.04.09 - 04.25

「TADANOBU ASANO EXHIBITION “FREAK”」より

「TADANOBU ASANO EXHIBITION “FREAK”」より

「TADANOBU ASANO EXHIBITION “FREAK”」より

浅野忠信

 俳優、画家、音楽家と幅広く活動する浅野忠信。その2年ぶりとなる大型個展「FREAK」がPARCO MUSEUM TOKYOで開催される。

 浅野は1973年生まれ、神奈川県出身。90年に『バタアシ金魚』でスクリーンデビュー。2008年に主演作『モンゴル』がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ話題となる。11年には『マイティ・ソー』でハリウッドデビュー。公開待機作に、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』などがある。

 浅野は音楽家としてキャリアも長く、長編インストゥルメンタル作品『アリが踏まれる瞬間の物語』(2002)で知られるPEACE PILLなどでの活動を経て、地元・横浜のハードコア仲間と13年に「SODA!」を結成。いままでになくポップな音楽性で快進撃するSODA!のボーカルを務めている。

 幼少期から、時間さえあれば兄と2人で絵を描いている子供だったという浅野。俳優としてブレイクした99年には、すでに初の画集『error』(リトルモア)を刊行し、その後もドローイングやペインティング、コラージュと様々な作品を制作し続けてきた。

 2018〜19年にはワタリウム美術館(東京)でドローイングによる個展「TADANOBU ASANO 3634」を開催。そして近年の浅野は、水彩と油彩の画材・手法も制作に取り入れ、驚異的なスピードでカラーパレットを拡張している。

 一ヶ所にとどまらない型破りな表現者・浅野忠信。本展では画家デビュー期の巨大なキャンバス作品から展覧会場で完成予定の真新しいオブジェまで、おびただしい作品でPARCO MUSEUM TOKYOを埋め尽くす。

 会場ではネオシルク版画を展示・販売するほか、オリジナルグッズや関連グッズの販売も予定している。